■ブレーキ(キャリパー)ピストンの交換 - ホンダ フィット GD1

ブレーキピストンのメンテナンスを怠り動きが鈍くなると操縦性はもちろん燃費の悪化にも繋がります。 たまにはピストンの動きも点検してみましょう。

ブレーキホースはキャリパーの裏側に繋がっています。


ブレーキホースは8mmのボルトで固定されています。ボルトを抜きホースを外すとブレーキフルードが漏れてくるので、 ボルトと手持ちのワッシャーやナットで締め、漏れを防ぐとよいかと思います。


ブレーキシリンダーを留めているボルト2本を外したところ。 パッと見問題なさそうですね。


裏の穴からドライバーを入れじわーとブレーキピストンを押し出します。 ※間違ってもドライバーをハンマーで叩いたりしてはいけません。ピストンが傷つきます。


右側が取り外したブレーキピストンとダストカバー、パッキン。 ブレーキピストンの表面のグリスが錆び色をしていたけどウェスで拭き取ったらキレイに。 再使用可能だけどこれは予備としてとっておくことにしました。 左側は新品のブレーキピストンとシールキット。 純正品番:45216-S5A-003(キャリパーピストン)、 01463-S04-000(シールキット)。


ブレーキシリンダー内も錆が浮いてましたが拭き取りのみで綺麗になりました。


シールキットに付属のパッキンにシリコングリスを塗布して溝に嵌め込みます。


ブレーキピストンとダストカバーにもシリコングリスを塗布してシリンダーに挿入。


ブレーキピストンがスムースに動くか確認したら組み戻します。


シールキットに付属の銅ワッシャー(パッキン)でブレーキホースを挟むようにしてボルトを締めます。 ※銅ワッシャーをしっかり潰してブレーキフルードが漏れないように。


最後にエア抜きして完了です。


反対側です。ブレーキホースを固定しているボルトを飛ばしてしまい行方不明に・・・。 急遽ビニール手袋を被せ輪ゴムを巻いてブレーキフルードの漏れを止めました。 ボルトは地面に落ちずロワアームに乗っかってました。


そしてこちら側のブレーキピストンは錆びで腐食したのかボツボツとしたヘコミが多数。


シリンダーの入り口付近、ダストカバーとパッキンが触れる部分が錆びていました。 ピストンの動きに問題がなかったのでついついダストカバーを捲って中を見ていませんでした。これはミスですね。反省です。 ちなみにこの程度の錆でも人力で落とすのはたいへん。 ドリルにワイヤーブラシを装着して入り口の錆を落とし、 シリンダー部はフラップホイールを装着して作業しました。