■フロントブレーキパッドの交換 - ホンダ フィット GD1
ブレーキパッドの交換は 一歩間違えば事故につながりかねない重要な作業なので慎重に。ただし作業自体はそれほど難しくはありません。

ホイールナットを軽く緩めてからジャッキアップします。

持ち上がったらナットを外しタイヤを外します。

ブレーキキャリパーの下側のボルトを抜きます(12mm)。 もし内側のスライドピンのナットも一緒に回ってしまうようであればナットにスパナを掛けて緩めて下さい。

ブレーキキャリパーを上方に持ち上げたところ。ブレーキローターをブレーキパッドが両側から挟んでいるのがわかりますね。 ブレーキパッドは横に動かすだけで簡単に取り外せます。このときブレーキパッドの外側に嵌めてあるシム(鉄板)は再利用するので捨てないように。 シムについた汚れはブレーキパーツクリーナーで洗浄、頑固な汚れはスクレーパーなどで削り落とします。

同時にブレーキキャリパーもブレーキパーツクリーナーで洗浄しましょう。 ※本当は今回はブレーキパッドよりブレーキローターを交換しないといけなかったのですが・・・。

鳴き防止のために新品ブレーキパッドとシムの間にブレーキ・シムグリスを塗ります。 そしてブレーキパッドの上下にある嵌め込み用の突起にもブレーキ・シムグリスを塗ります。 間違ってもブレーキパッドとブレーキローターの接触面にはブレーキ・シムグリスを塗らないように。 そしたら写真のようにブレーキパッドを組み戻します。純正品番:45022-S04-910。

次にブレーキキャリパーを元に戻すのですがブレーキピストンがつっかえてしまうと思います。 写真のようにウォータープライヤーで挟んでブレーキピストンを引っ込めつつブレーキキャリパーを下ろします。 ※キャリパーピストンを傷つける恐れがあるので良くないやり方の見本だそうです。すいません・・・。 専用のツールか下の写真のようにC型クランプを使用するのが正しいやり方です。


そして最後にボルトでしっかりブレーキキャリパーを固定します。
あとはタイヤを組み戻して試運転。
エンジンを掛けてブレーキペダルを数回踏み込んで下さい。
最初はふわふわとしますが徐々に元の感じに戻ります。
そしたら低速域のブレーキの効き具合から徐々に高速域を確認。
ブレーキフルード量が規定内であることを確認して完了です。
※徐行程度のブレーキで異常を感じたらすぐに車を止めて点検をしてください。
あと万が一ブレーキが利かなくても徐行程度ならリアブレーキだけで止まれますがいざというときはサイドブレーキも使うといいかと。
そのへんは冷静に判断して操縦してください。