■ドラムブレーキ ブレーキシューの交換 - ホンダ フィット GD1

FF車って驚くほどリアブレーキが減らないですね。でも点検は怠らないように。 分解清掃するだけでフィーリングが良くなりますよ。

ドラムブレーキのカバーは合わせ目にマイナスドライバーを差し込んでこじっても外せますが、 赤丸のネジ穴にM8のボルトをねじ込んで浮かせて外すほうが確実です。


こんな感じで均等に締め込んでいきます。(サイドブレーキを解除しておいてね)


パカッと音がしたらカバーを引っこ抜きます。 ドラムブレーキの分解はそれほど難しくはありませんが、組むのは初めてだとわけわかんなくなると思います。 この時点であらゆる角度からデジカメで写真を撮っておくといいですよ。


新品のブレーキシュー。左がリーディングシュー、右がトレーリングシュー。一見同じに見えるのでご注意を。 純正品番:Z5534-10/Z5534-20。


外したスプリングなどを新品のブレーキシューに乗せてイメージを頭に入れておきます。 ※並べてある新品のブレーキシュー。左右ともリーディングシューですね・・・。


さてここから組み戻していくのですがやり方は人それぞれだと思うので参考までに。 まずはリーディングシューのスナップリングとパーキングレバー(青矢印)は元のブレーキシューに付いていたのを流用します。 そして赤矢印の所でパーキングワイヤーを嵌めます。(リヤハブが邪魔で見えませんが)


赤矢印のスプリングの中にサイドブレーキのワイヤーが通っていて、 奥にあるバックプレートの穴から運転席のサイドブレーキに繋がっています。


バックプレートの裏からシューホールドピンを通します。


シューホールドピンにリーディングシューとシューホールドスプリングを通して写真のように捻って固定します。


トレーリングシューも同様に固定します。


ブレーキシューの下側に短いスプリングを掛けます。


アジャスターレバーとスプリングを装着。


両側のブレーキシューでアジャスターを挟み込み、さらにブレーキピストンの溝(赤矢印)に嵌め強く押し込みます。 ※赤丸のアジャストダイヤルは締めておくこと。


そしてそのままの状態でリターンスプリングを掛けたら完了。可動部はモリブデングリスを塗布し、動きを確認してカバーを嵌めました。 ※ブレーキシューの位置がずれているとカバーが嵌りませんよ。 あとブレーキテストはカバーを嵌めてからね。嵌めずにブレーキペダル踏むとブレーキシューが開ききってしまいブレーキフルードが飛び散ります。(経験あり)